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RPAは運用する人によって作りこみが変わってくる。まず自分だけが運用するには正常処理のみ実装するのがベスト!

こんにちは
島村竜一です。

ここのところRPAを教えたり、開発をしたりしています。
RPAとはなんぞやと思った方は良かったらこちらの記事をどうぞ。
https://goodsystem.jp/ai/uipath_feature.html
https://goodsystem.jp/rpa/howto-install-uipathstudix.html

RPAを使われるのは企業・自治体の規模に関わらず業務の自動化がメインのお仕事になります。
RPAでゲームを作ろうと思う人はまずいませんからね。

業務の自動化いわゆるシステム化は実は例外処理が大変だったりします。

例外処理とは

業務で動くソフトを作る場合、多くの場合処理を二つに分けることができます。

正常処理と例外処理(異常処理)の二つです。

正常処理というのは
業務においてこういう風に動いてほしいという処理になります。

例として
cドライブのAフォルダーにあるExcelファイルを○○経理ソフトに登録するといったものを正常処理といいます。

正常処理はそもそもそのソフトが実行する機能なのでできていけないといけないわけです、

例外処理(異常処理)とは読んで字のごとく正常に動くかないとの処理になります。
これが実は非常に難しい。

正常処理が
cドライブのAフォルダーにあるExcelファイルを○○経理ソフトに登録する
だとすると

そもそもAフォルダーがなかったら、
処理対象でないExcelファイルがフォルダーに存在していたら。。
とほぼ無限のようにでてきます。

もちろんすべての例外処理に対応することは不可能です。
ではどうすればいいのかというお話になります。

答えはRPAは運用する人によって作りこみを分ける

ぼくがRPAを教える時にこういう時に伝えているのは
例外処理はRPAを運用する人のレベルに応じて作りこみを変えましょうというお話をさせていただいています。

RPAを作った人が運用する場合

自分の仕事が忙しいから自分の仕事を肩代わりする処理を作るものになります。
RPAで有名なUiPathなどはレコーディング機能などがあります。
レコーディングで自動化したい正常処理だけ作りこむのがお勧めです。

自分だけが動かすのでなにかトラブルがあってもその場で見直せばOKみたいなノリで運用することをお勧めしています。

RPAを作った人以外の人が運用する場合

会社で業務を楽にするソフトを作ると
以前学校でRPAを教えているときに生徒から言われたのが「他の人が使うソフト」を作りたくないという一言が。。。

頑張って作ったのに「動かしたところ動かない」といったクレームが多く来たそうです。

大変でしたね。

せっかく頑張って作ったのにそういわれたら悲しいですよね。

ただ理解しないといけないのは他人がソフトを使う時は想像以外の操作を必ずするということです。

これを深く意識する必要があります。

なので

人のためにRPAなどでソフトを作る時は
RPAのソフトが完了時、失敗時などログ出力処理をキチンと追加すること
例外処理が発生した場合にはメールが飛ぶようにすること

などが必要になります。

例外処理などをキチンとすることにより開発した人が作ったものを他の人が運用することができます。

ガッツリと外注にだしてシステム開発並みに作る場合

これはなかなかハードな話になります。
正直RPAで作るメリットはあまりないような気がしてます。

RPAで作るから楽ということはないです。
むしろRPAのほうがPythonなどといった通常のプログラミングより大変だったりします。

まとめ:RPAは運用する人によって作りこみをかえましょう。

RPAを作りこむのは大変と思ったりしませんか?

もちろんです。
場合によっては作りこむ必要はないのです。

正直どんな環境で動くようなソフトを作るのは大変です。

そしてどんな状態でも対応できるソフトを作るのはほぼ不可能です。

そして使うかどうか分からない機能を作ってもだれにも感謝されません。

ものごとなんでも

ポイント 必要なものを
必要なだけ
必要な相手
に提供すれば喜ばれます。

なのでRPAを運用する人によって
作りこむ範囲をキチンときりわけてあげると仕事が楽になります。

ここまで読んでくださってありがとうございます。

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ではまた次のブログでお逢いしましょう。