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ローカルAIの新時代!Llama-3-ELYZA-JP-8Bの良い点と気をつけたい点をわかりやすく解説

こんにちは
島村竜一です。

実はここのところローカル日本語LLM(Llama-3-ELYZA-JP-8B)にはまっています。


めちゃくちゃはまっています。

まず結論からお伝えすると、AI/チャットボットを導入する時は「ローカル日本語LLM」がお勧めです。

そう今回とりあげるローカル日本語LLMで一番お勧めなのがLlama-3-ELYZA-JP-8Bになります。

この記事ではAIの導入に悩んでいる方にむけてローカル日本語LLM(Llama-3-ELYZA-JP-8B)となにか。

なぜ重要なのか。

どうして自社に取り入れるべきなのかをお伝えします。

この記事を読んでほしい人

ローカル日本語LLM(Llama-3-ELYZA-JP-8B)を試して分かったメリットとデメリット

ChatGPTが登場して以来AIが非常に注目を集めています。

「GPT-4」、
「Claude 3 Sonnet」、
「Gemini 1.5 Flash」
などドンドン新しいAIがでてきています

さらにX(旧Twitter)をみていると新しい機能もドンドン追加されていっている状態です。


各メディアもこんな新機能が搭載されましたという記事がかなり多いです。

ChatGPTのようなクラウド型がいろいろでてきているなかひそかに。。。。
ローカルAIというものがでてきています。

そのローカルAIが注目を集める中で、日本語に対応したLLM(大規模言語モデル)の活用が広がっています。

その中でも「Llama-3-ELYZA-JP-8B」は、特に注目すべきローカルで動作する日本語対応AIの一つです。

本記事では、Llama-3-ELYZA-JP-8Bを実際に試してみた際に感じたメリットとデメリットについて、わかりやすく解説していきます。

ローカルで使える日本語AI、LLMのメリットとは?

従来、AIを導入するにはクラウド上で動作するサービスを利用することが主流でしたが、最近ではローカル環境で利用可能なAIが注目されています。特に日本語に対応したLLMの登場により、企業が自社環境内でAIを動かせるようになりました。

やはりローカルAIの最大のメリットは、データの安全性です。

どうしてもChatGPTのようなクラウド型のAIの場合やり取りしたデータの安全性が心配になります。

企業が保有する機密情報や顧客データを外部のサーバーに送信することなく、社内で安全にAIを活用できます。また、クラウドの利用料が発生しないため、コスト削減も期待できます。

Llama-3-ELYZA-JP-8BのAI性能と他モデルとの違いを徹底解説

Llama-3-ELYZA-JP-8Bは、日本語に特化したLLMの一つで、ローカル環境で動作させることが可能です。


これにより、クラウド環境に依存せず、リアルタイムでのレスポンスやオフラインでも利用可能という利点があります。

Llama-3-ELYZA-JP-8BはMeta(旧Facebook)が開発した物を日本語にカスタマイズしたものになります。

他のモデルと比較すると、Llama-3-ELYZA-JP-8Bは特に日本語の自然な文脈を理解しやすいという特徴があります。

詳しくはこちらの記事を読んでみてくださいね。
「GPT-4」を上回る日本語性能のLLM「Llama-3-ELYZA-JP」を開発しました|ELYZA, Inc.
https://note.com/elyza/n/n360b6084fdbd

特徴としては

80億パラメータの日本語LLM「Llama-3-ELYZA-JP-8B」については、Hugging Face Hub にて公開しており、transformers ライブラリから利用可能です。


ライセンスはLlama 3 Community License に準拠しており、Acceptable Use Policy に従う限りにおいては、
研究および商業目的での利用が可能です

-引用「GPT-4」を上回る日本語性能のLLM「Llama-3-ELYZA-JP」を開発しました|ELYZA, Inc.
https://note.com/elyza/n/n360b6084fdbd

このような問題を解決するため、まず、高品質な日本語コーパスを用いて追加事前学習を行うことにより、
日本/日本語に関する知識を追加するとともに、流暢な日本語を生成できるようにしました。


次に、日本語の指示理解・追従能力を向上させるため、ELYZA 独自の高品質なデータセットを用いて
事後学習(Instruction Tuning)を行いました。

これにより、次の章で示すように、日本語に対する指示遂行能力が大きく向上しています。

-引用「GPT-4」を上回る日本語性能のLLM「Llama-3-ELYZA-JP」を開発しました|ELYZA, Inc.
https://note.com/elyza/n/n360b6084fdbd

しかも驚くべきことに

Japanese MT-Bench 評価結果
ELYZA Tasks 100 における傾向と同様に、700億パラメータの日本語LLM「Llama-3-ELYZA-JP-70B」は
「GPT-4」、「Claude 3 Sonnet」、「Gemini 1.5 Flash」などの2024年3月時点のグローバルトップ水準であるモデルを上回る性能を達成しています

-引用「GPT-4」を上回る日本語性能のLLM「Llama-3-ELYZA-JP」を開発しました|ELYZA, Inc.
https://note.com/elyza/n/n360b6084fdbd

多くのAIは英語に最適化されている中で、日本語に対応したLLMは少なく、この点でLlama-3-ELYZA-JP-8Bは大きなアドバンテージを持っています。


また、ローカルでの利用が前提となっているため、運用コストを抑えることができ、導入のハードルが低いのもポイントです。

著者でもある島村もPythonというプログラミング言語を使いLlama-3-ELYZA-JP-8Bを動かしていろいろ検証しています。


次回以降の記事では実際にPythonでのプログラミング事例などもご紹介していく予定です。

Llama-3-ELYZA-JP-8B導入のAIメリット5選:コスト削減からセキュリティ強化まで

Llama-3-ELYZA-JP-8Bを導入することで得られる具体的なメリットを以下の4点にまとめてみました。

データセキュリティの向上
ローカル環境で動作するため、機密情報を外部に送信せず、社内で安全に管理できます。
やはりChatGPTのクラウドAIを使った場合社内の機密情報漏洩が一番怖いものです。

ローカル環境で動作するため、機密情報を外部に送信せず、社内で安全に管理できます。
やはりChatGPTのクラウドAIを使った場合社内の機密情報漏洩が一番怖いものです。

運用コストの削減
クラウドサービスの利用料が発生しないため、長期的に見てコストを抑えられます。
ChatGPTのようなAIは従量制なので使ったら使った分だけ課金されていきます。
Llama-3-ELYZA-JP-8Bは自社内サーバーで動くため別途料金が課金されることがありませんので安心して使うことができます。

オフライン環境での利用が可能
ネットワーク接続が不安定な場所でも、ローカルで動作するため、AIを継続的に使用できます。
社内の場合場合によってはインターネットによる接続が禁止されているものもあったりします。
そんな場合でもオフラインでも動かすことができますので安心して使うことができます。

カスタマイズの自由度が高い
自社のニーズに合わせて、AIの動作を細かく調整でき、独自の運用が可能です。
ローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)は読み込んだ後にCSVを読み込んでカスタマイズすることが可能です。
CSVに自社の機密情報をいれておけば業務におけるカスタマイズも可能です。

ローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)導入時のAI課題:デメリットとその対策

メリットが多いローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)ですが、導入にはいくつかの課題も存在します。


課題をまとめてみました。

初期導入コスト
ローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)を動作させるには、一定のハードウェア要件を満たす必要があります。
特に、高性能なGPUが必要になるため、初期投資が必要です。

島村の普段使っているパソコンは20万ほどするパソコンですがローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)を動かす時にはビューと悲鳴がときたまあがります。


しかし、このコストはクラウド利用料を長期的に削減できることを考えれば、将来的には回収可能です。

技術的サポートの不足
ローカル環境での導入には、内部で技術的なサポートが必要です。


社内にAIを扱えるエンジニアがいない場合は、外部の専門家のサポートが必要となることがあります。 これに対しては、事前に社内でのAI運用体制を作っていくか、外部の専門家の活用を計画することで対策が可能です。

メンテナンスとアップデートの負担
クラウドベースのAIはプロバイダが定期的にメンテナンスやアップデートを行いますが、
ローカルAIはそれらを自社で行う必要があります。これには、アップデート時のリスクやダウンタイムへの対応策が求められます。

まとめ:ローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)の導入は人手不足を解消する切り札です

さて、長くなったのでまとめます。
今回の記事の3つのポイントは



ローカル日本語LLM(Llama-3-ELYZA-JP-8B)を導入する最大のメリットは自分達で運用することができるためデータの安全性をあげて業務効率化をすることができます。


メリットとしてはローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)は話題の「GPT-4」「Claude 3 Sonnet」、「Gemini 1.5 Flash」などを上回る性能をだしています。


デメリットとしては自分達でメンテナンスを行う必要があるということです。

さて
人手不足がますます叫ばれる今の時代、どこでも仕事量がドンドン増えていっている状態です。

求人をかけてもなかなか人が集まらない。
いつまでたっても忙しいが解消されない。
今いる人がヘトヘトになってやめてします。

そんな悪循環が生じていませんか?
チャットボットを導入することにより社内の業務をすばやく的確にこなしていくことができます。

そんなとき安心安全なローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)を検討してみてはいかがでしょうか?

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次回の記事では実際にPythonというプログラムを使ってローカルAI(Llama-3-ELYZA-JP-8B)を使う方法をご紹介します。

それではここまで読んでくださってありがとうございました。
また次の記事でお逢いしましょう。

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