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DeepSeek APIを初めて使ってみた!基本の使い方と感想を徹底レビュー

はじめに

こんにちは、島村竜一です。今回は、AIを活用した開発に興味があるエンジニア向けに、DeepSeek APIの基本的な使い方を詳しく解説します。私自身も最近このAPIを試してみたので、その感想や注意点を交えながらレビューしていきます。

この記事を読んでほしい人

✅ AI APIを試してみたいエンジニア
✅ OpenAI APIを使っているが、代替候補を探している人
✅ 低コストでAI APIを利用したい人

DeepSeek APIは、低コストで高性能なAIモデルを提供しており、特に数学やコーディングに強いと評判です。本記事では、DeepSeek APIの特徴や使い方、実際に試してみた結果を詳しく解説します。

また、AI活用をさらに広げるために、チャットボット導入を検討している方は、はじめてのチャットボット導入ガイド:基礎知識から成功のポイントまで もぜひ参考にしてみてください!

DeepSeek APIの特徴

DeepSeek APIは、AIモデルを活用したアプリケーション開発をサポートするために設計されたAPIです。主な特徴は以下の通りです。

高性能なAIモデルを提供

DeepSeek APIでは、以下の2つのモデルを利用できます。

  • DeepSeek-V3 (deepseek-chat): 一般的な会話向けのモデルで、最大64,000トークンのコンテキストを保持できます。
  • DeepSeek-R1 (deepseek-reasoner): 高度な推論、数学、コーディングタスクに特化したモデルで、最大32,000トークンの処理が可能です。

圧倒的なコストパフォーマンス

DeepSeek APIの料金は、トークンの使用量に基づいており、以下のような価格設定になっています。

入力トークン

  • キャッシュヒット時: deepseek-chat → $0.07/1Mトークン、deepseek-reasoner → $0.14/1Mトークン
  • キャッシュミス時: deepseek-chat → $0.27/1Mトークン、deepseek-reasoner → $0.55/1Mトークン

出力トークン

  • deepseek-chat → $1.10/1Mトークン
  • deepseek-reasoner → $2.19/1Mトークン

これはOpenAIのGPT-4oやClaude 3.5 Sonnetと比較して約1/10の価格であり、コストを抑えながらAI APIを活用できる点が魅力です。

DeepSeek APIの使い方

手順はこちら。

  1. 公式サイトにアクセスし、アカウントを作成します。
  2. APIキーを発行し、メモしておきます。(※セキュリティのため、APIキーは公開しないように注意してください)

APIキーの取得

https://platform.deepseek.com/sign_in

上記のURLからdeepseekのアカウント作成画面に遷移します。

ここで最初つまづきました。

いろいろなメールアドレスで試したけどアカウントが作れなかったのです。

Feloで調べてみると。。

サイバー攻撃による制限: DeepSeekは、サービスの安定性を保つために新規登録を制限しています。既存のユーザーは通常通りログインできますが、新規ユーザーは登録が難しい状況です。

メールアドレスの制限: 登録時に「ログイン失敗」といったエラーメッセージが表示される場合、使用しているメールドメインがDeepSeekでサポートされていない可能性があります。この場合、異なるメールサービスを使用することをお勧めします。

認証コードの遅延: 高い登録トラフィックや技術的な問題により、認証コードが届かないことがあります。この場合、しばらく待ってから再試行するか、別のブラウザを使用してみると良いでしょう

引用 felo

https://felo.ai/search/ERgHVQw6Lw2xNefohf4MBa?invite=B84pdZmzvZYXv

一旦一日待って対応してみるとうまくいきました。

ただし僕の仕事用のメールアドレスではだめでした。

jpがだめなのか?僕の個人ドメインがだめなのか?

gmailならOKでした。

ログインした画面左のBillingから課金することができます。

DeepSeek APIを実際に使ってみた

では使ってみようということでDifyに組み込んでみました。

Difyでファイルを読み込んでその後deepseek LLMで深く考察、その後Geminiでまとめるといった流れです。

秘密保持契約書を読ませておかしな点をレビューしてもらいました。

さすが中国製のLLMなので中国語で考えた後日本語に変換していきました。

指摘されたのがこちら。

契約書の修正点を以下に示します。
第2条(機密情報の定義)

機密情報の範囲をより明確にするため、技術情報、財務情報、顧客リスト、営業秘密など具体的な項目を追加する。
「乙が正当な権限を有する第三者から取得した情報」の定義を明確化し、情報源の開示義務や正当性の証明方法を規定する。
第3条(機密情報の取り扱い)

第4項の「この」を「乙」に修正する。
機密情報の管理方法を具体的に規定する。(例:パスワード保護、アクセス制限、従業員教育など)
業界標準(例:ISO27001)への準拠を規定する。
第4条(例外)

法律や行政機関の命令による開示要求があった場合、乙は速やかに甲に通知する義務を規定する。
開示範囲を最小限にするための努力義務を規定する。
第5条(契約期間)

契約期間を明記する。(例:3年、5年など)
契約終了後の機密保持義務の期間を明記する。(例:契約終了後5年間)
第6条(違反時の措置)

損害賠償の範囲と算定方法を明確にする。
故意・重過失の場合の違約金や差止請求権を規定する。
第7条(契約解除)

重大な契約違反の場合にのみ解除できるように修正する。
違反に対する是正期間を設ける。(例:30日間)
第3条、第7条追記

契約終了後の機密情報の返却または破棄方法を規定する。
乙が第三者に機密情報を開示する場合の条件と責任範囲を規定する。
乙による機密情報の再委託を制限または禁止する条項を追加する。
その他

乙の情報を「フランチャイズ加盟希望者」から、会社名や代表者名など、より正式な名称に変更する。
甲乙双方の権利義務を明確にする。
契約書の変更は書面で行うことを規定する。
契約書の準拠法を明記する。
締結部分

甲乙双方の記名押印欄を設ける。
署名欄には、氏名だけでなく、役職名と会社名も併記する。
これらの修正により、契約内容がより明確になり、紛争発生のリスクを低減できます。

結構まともな会話が返ってきていますね。

これだけ使って0.02ドル(2.99円)円。

圧倒的な安さですね。

deepSeekを使うのはやはりためらうのは中国製ということがあると思います。

なので別に社外秘でないものはdeepSeek,社外秘はOpen AIのChatGPTという使い分けができるはずです。

OpenAI APIと比較してどうか?

使い勝手

  • OpenAI APIと互換性があり、移行が簡単
  • Python・Node.jsの公式SDKも利用可能

コストパフォーマンス

  • OpenAIの約1/10のコストで利用可能
  • キャッシュ機能を活用すると、さらにコスト削減可能

精度

  • 一般的な会話・コーディングタスクではOpenAIと遜色なし
  • 数学的推論はDeepSeekのほうが強い

デメリット

  • モデルのバリエーションが少ない(画像生成などは非対応)
  • 日本語対応の精度はGPT-4oより若干劣ることがある

まとめ

DeepSeek APIのおすすめポイント

低コスト: OpenAIの1/10の価格
高性能: 数学・コーディングに強い
使いやすさ: OpenAI互換で導入が簡単

こんな人におすすめ

  • AI APIをコストを抑えて利用したい人
  • 数学やコーディングの精度を重視する人

DeepSeek APIを試してみたい方は、公式サイトでAPIキーを取得し、ぜひ試してみてください!

ではまた次のブログでお逢いしましょう。